
こんにちは!実家の親の介助をしている、40代の専業主婦です。
親のサポートを始めてから8年になります。
実家のサポートといえば、病院の付き添いや買い物などが中心でしたが、親は次々病気になるので、やる事と悩みは増える一方です。
さらに、実家はどんどん、家の中が足の踏み場が無くなり、いわゆる実家のゴミ屋敷化に向かい進行中です。
片付けをしようとすすめても、住んでいる本人は必要性を感じてくれない上に、自分の物を捨てられる危機感から片付けを拒否するのが悩みでした。
このままにしていても、どんどん状況が悪くなる一方なので、片付けさせない親には、ばれないように荷物をこっそり減らす作戦を練り実行です。
こっそり片付けるコツや気を付けるポイントをご紹介します。
目次
実家の片付けをこっそり始めてみませんか?
実家を片付けられない悩みを持っている人って、実は多いのではないでしょうか?
よくある実家の片付け方法や、片付けを親に説得させる方法など、いろいろ調べてみましたが、どれもこれもうちの親には効果が無いので、諦めるしかないのかと途方にくれていました。
「実家の親のモノを勝手に片付けてはいけない」という言葉どおり、勝手に捨ててしまって喧嘩になる事もよく聞く話ですよね。
説得に応じない親だからと、片付けを諦めてしまっては、手遅れになる事もありますよね。片付けを諦める前にできる事は無いかと考えたアイデアです。
今回私は説得は断念して、モノを減らす事をこっそりすすめていく方法を試していきました。
少しでもモノが減らす事で、誰かがケガをする危険も減らしていきます。
こっそりなので少しずつしかすすみませんが、片付けると暮らしやすい事を、口で説明したよりも体感的にわかってもらえる事も期待しています。
うちの様に実家の親を説得できないお家は、片付けを諦める前に、こっそり荷物を減らす方法を試してみてくださいね。
片付けを勝手にすすめるには、親の気持ちを傷つける恐れがあります。傷つけないようにするための大事なポイントがありますので、最後まで読んでくださいね。
実家の親が片付けを嫌うわけをまず知ろう
高齢の親はモノが多いのが特徴ですね。
たくさんのモノを片付けるのは、高齢でなくてもしんどいでしょう。子どもが手伝うと言っているので、甘えて欲しいと思いますよね。
なぜ高齢の親はそこまで、片付けを拒否するのか、高齢の親がどんなことを考えているのか、片付けを嫌う理由を知る所から始めました。
「何も困っていない」と認識違いしている
- 「誰にも迷惑かけていない」と認識違い
- 「ちゃんと生活している」つもり
そんな困った家に住んでいながら、住んでいる親は、事の重大さを感じていない場合ってよくあると知りました。
物が多いのを否定はしなくても、「物が多かろうが、誰にも迷惑をかけてはいない」という、誤った認識を持っているのです。
部屋が散らかって住みにくくなっているのに、狭い空間に住んでいる事に慣れてしまっていて、「ちゃんと生活している」と言い張るという意識に、もはや危機感しかありません。
住んでいない家族が実家に入ると、荷物に当たってなだれてしまう事がしばしばあります。物が積み重ねすぎなので、もちろん住んでいる親自身もよくなだれを起こしています。
そんな時、「気を付けて通りなさい」と、荷物を崩した方が悪者扱いされます。自分たちの置いている物の状態が、ひどいとは絶対認めないから困りものなんですよ。
物が多いとわかりながら、今やる必要を感じない場合も

- いざ片付けようと思った時、捨てればいいだけだから簡単だと思っている
- 溜めすぎている荷物の多さに、気づいていない
「なんだか狭くなってきた」「探し物が見つからない」と、実家の親の方でも、物の多さを嘆く瞬間も増えてきました。
「今、片付けが必要」だと感じないのは、「そのうち片付けるわよ」「捨てるなんて簡単よ」などと、いざとなったら簡単に片付けできると、なめてかかているんです。
自分たちが溜めすぎている荷物の多さに、気づいていないんです。捨てるモノなんて、ほんのちょっぴりだと思っているようですが、「そんなわけないでしょ」と、言いたい言葉は引っ込めておきました。
1番の理由はこれ「子供なんかに言われたくない」
- 親の方が上の立場なので、若輩者の子供なんかに口出しさせたくない
- 親のしてきた事を否定されたくない
子供を育てて来たのは親の方だから、育てた親の威厳だけは失いたくないと思う親はかなりいるという話は多かったです。
「まだまだ親の方が上で、子供の意見は聞きたくない」って気持ちが強く残っているんです。
特に母親と、子供(特に娘)の間には、大人になって自立していても、親の方から見たらいつまでも子供だそうです。
そんな子供なんかに言われなくても、「ホントはわかっている」が、めんどくさいし、しんどいという理由もあります。
断捨離のテレビでも放送していましたが、「親だからこそ、自分の子供の意見は聞けない」と言う親が多かったですよ。
実家の親が片付けを嫌うのは、
- 「いつまでも親の威厳を保ちたい」
- 「親である自分を、子供に否定されるのが嫌だから」
というのが大きいようです。
「なんで捨てていないの」とか「こんなの要らないでしょ」とか否定されたりするのが、我慢できないのだそう…。確かに言ってしまっていました。
子供が親に対して意見を言うからこそ、かえって反発するだけで、業者に任せたお家の場合は、案外素直に片付けさせてくれることが多いのは、その為なんですって。
実家の片付けをこっそり始めるポイント
- 片付けしているのを見られないようにすすめる
- モノは捨てないで、使っていないものを少しずつ移動する
- 移動するモノは見えないところへ隠しておく
- 期限切れやいただき物など明らかに要らないものだけ処分する
また、物を捨てられると、親である自分が捨てられている気分になる、高齢の親もいるようです。
実際先に亡くなってしまった、連れ合いの方の持ち物を片付けようとすると、「触るな」と抵抗すると聞きました。「物が無くなる」と寂しさが増してしまうようです。
だからこそ、生きている内に、少しでも片付けたいですよね。
そこで、片付けても大丈夫なモノだけを、こっそり片付けていこうと決意しました。
片付けを勝手にすすめるのは、部屋に空間を取り戻す為です。親を傷つけないように、空間を作るために、モノを捨てないけれど、移動させる事だと考えました。
子供の自分のする片付けが、親の大事なモノは捨てられていないと、安心してもらえた時こそ、片付けの許可がもらえそうだと考えましたが、いかがでしょうか?
子供のする片付けに「捨てない」と信頼をしてもらえた後に、いずれ一緒に片付けるきっかけになれるのを願っています。
手始めに親の思いが詰まっていない日常品に狙いをつけました。日常品の中の、捨ててよい物(多すぎるモノ)から実行していってみるのをおすすめします。
親とけんかになる言葉を封じた、HEROになりきろう!
「片付けよう」と実家の親の事を思って片付けを誘っても、納得しない親から、けんか腰に否定されると腹も立ちますよね。
売り言葉に買い言葉で、ついには言ってはいけない言葉が、どうしても出てしまいます。
どうも「歩きやすくしてあげる」という善意の言葉は、実家の親からしてみれば、「実家が散らかっている」と責められていると感じてしまう人もいるようなのです。
親とけんかになる言葉は何?
- 親の物を「要らない」と否定する言葉
- 「片付けられないでしょ」非難する言葉
- 「○○してあげる」が、親からすれば「出来ないでしょ」と言われている気になる
実家が片付いていないと感じると、子供の方はつい、
「危ないでしょ」
「要らないでしょ」
「なんでこんなモノとっておいてるの」と、確かに親を責める言葉が出ますよね。
対して、実家の親の口からは、
「勝手に触らないで」
「あんたに関係ないでしょ」
「ここは私の家」
こんなやり取りの後で、片付けに誘っても、素直に片付け出来るはずもないですね。
挙句の果てには、「私が死んだら好きにして頂戴」と投げつけられるのがオチでした。
こっそりHEROになれば、片付けが進む理由
テレビのCMでは、松ちゃんが「勝手にヒーローズ」をやっていますよね。
それなら自分は、こっそりHEROになり切ろうと思い立ちました。
真のHEROといえば、
- いつの間にか現われて助けに入る
- 名乗らない
- おごらない
- 姿を見せない場合もあり …ですよね。
さらに、HEROにお礼を言おうとしたら、「いつの間にか消えている」のもポイントです。
つまり、HEROになり切って親に気づかれずに、こっそり片付けをする方法です。
【こっそり片付けをするメリット】
- 「使ってないよね」「こんな物までとっておくなんて…」と責めずに済む
- 「やってあげてるのに」とおごらずに済む
- HEROぶらない
何しろこっそり片付けしているので、ばれないようにするために、口はチャックするしかない。
気付かれてしまえば、ゲームオーバーになるかもしれませんから要注意です。
【こっそり片付けをするデメリット】
- 親にとっては大事なモノかもしれないと思うと思い切って捨てられない
- 捨てない片付けを実行するが、確実に捨てても大丈夫なモノは見極め捨てる
- 一気にすすめられないので時間がかかる
大事かもしれない怪しい物や思い出のあるモノに、手を付けてはいけません。
もしみなさんがこっそり片付けを試されるときには、気付かれずに片付けるポイントを知ってからすすめて下さいね。
実家の親にとって大事なモノを捨てない為に注意することは何?
親を傷つけないようにするには、親にって大事なモノを捨てない事がポイントです。
見る限り「不要」と思っても、親にとっては大事なモノかもしれません。
まずは、親の趣味嗜好を思い出して、親の好きなモノを思い出したり、認識しましょう。
実家の親の性格や好きなモノを知っておこう!

- なぜとっておいているのか、想像しよう
- 処分した後で、手に入れられないモノは捨てないようにする
役に立たないモノをなぜこんなところに置いているのだろうと思わず、何が好きなのか考えるようにしました。
開けてみたら「空き缶」だったとか、使っていない箱やカバンや袋の数々。買ったのに、使っていない物たちなどは、使い勝手よりお気に入りの柄だったのかもしれません。
使っていなくても、「かわいいから」「好きな絵柄だから」「入れ物といえば収納できそうだから」なんて考えた上で、とりあえず取っておいてるのかも、という想像をしていきます。
かわいい柄は、もう手に入れられないかも知れないので、触らず取っておきました。
持ち帰り自由のどこにでもある箱や、丈夫そうな贈答品の箱が、いくつもあるのは、正直呆れました。
親なりに整理収納しようとしたのかもしれませんが、もう笑うしかなかったです。箱の中にわずかな物しか入っていなくて、ほとんど空っぽな状態でした。
どこにでもある箱は捨てたのがばれても、もう一度手に入れられるモノなので、こっそり処分していきました。
家族や家のいざの為にとっておいている物
- 修繕した残り(板など)は、何かに使えると思っている
- 自分用の洋服はいつか着るつもりらしい
- 要らないはずの洋服は誰かが着るかもしれないと思っている
中には「板は捨ててはいけない」なんて、強い思い込みがあるようで、修繕に使った後の残り板まで、取っておいてありませんか?
「板の残り」だけでなく、「壁紙の切れ端」とか、「じゅうたんの切れ端」とか、一体どんだけ取っておくの…と思っちゃいます。
呆れてしまいますが、とりあえず見過ごして、そのままにしておきました。
何にこだわっているのかは、人それぞれ違いはあるでしょうが、実家の親の取っておいてる物を見ていく内に、親の行動や大事に思ってる物に気がついてきます。
それぞれのお家で作戦を、練って下さいね。
実家の親が気付くか反応を見ながら実際に片付けた物はこれ!

実家にあるモノを、勝手に片付けて喧嘩になるとマズいです。
親が気づくか気づかないか、ドキドキしながら、見つからずにこっそりと、実際に片付けた最初に手にしたモノを紹介します。
こっそり片付けHEROの、最初の取り掛かりは、
- 封書を含めて古い紙類を、下段(奥)から(特に年号の古い物)を少し抜き取り処分する
- 使う場所以外に置いてある、無駄な量のストック品を少しずつ持ち帰り減らす
- 箱を開けてみて中身が少ない場合は、中身を移動して、どこにでもある箱なら処分して減らし、スペースを広げる。
- 使っている調味料やガスボンベが2本あれば、わずかに中身が残っている使いかけの方を持ち帰り処分する
たったこれだけから始め、こっそり減らし、実家の親の反応を見ながらすすめるのが、最初のスタートです。
大量にモノが積みあがっているところから、下や奥のほうから少々抜き取って、減らしたぐらいでは、見た目に変わらなかったですよ。(書類の整理については、別の記事でも紹介しますね。)
キッチンで使うはずのラップ類がタンスの部屋にあったりするのは、自分で買ったのではなく、もらいモノの可能性が高いです。
結局置く場所が無くて、テキトーに置いたままなので、使う予定がやってくる日はこの家にはないです。
へんな隙間に差し込んでいるストック品や、突っ込まれた洗剤ギフトなんて、置いたことを、すでに記憶から忘れているようでした。持ち帰って使ったり、外で処分しても大丈夫でした。
みなさんも、少しずつ物を減らすのに成功したら、
- もしかして親は気が付いているのに、様子見をされているのか
- まだ気づいていないのか
親と子の観察比べです。見極めて進めて下さいね。
片付けに気付かれた時の言い分を用意しておこう
- 「親の為」とは絶対言ってはいけない
- 「自分(子供)のモノ」を探していると言おう
実家の親の為に片付けていることなので、決して悪い事をしているつもりはないのですが、片付けを勝手にしたのが知れると、怒り出す事が当然あるでしょう。
ここでカッとなって、「親の為にしている」なんて、口が裂けても言ってはいけません。
そんな時は、まゆひとつ動かさずに、「実家に残した、自分のモノを探している」と、静かに堂々と言うのです。
「自分が子供の頃の○○は使わないので、この家では邪魔だよね」と続けます。
そう言った後に、「せっかく実家でゆっくりしようと来ているのに、歩く場所や座るスペースがないので、落ち着かないから」と続けます。
最後の言葉は、「私が落ち着いて座れる場所を作っているだけ」と、冷静に言い切りましょう。
「捨てる」という事に抵抗があっても、親の手で捨てない場合は平気な事もあるでしょう。
ただしうちの親の前で「捨てる」はご法度でした。「これ頂戴」とまで言わないと、持ち出せなかったので、みなさんの親のタイプによって見極めてくださいね。
親の物ではなく、「かつての自分の物」を片付けていく…のも大事ですしね。
実家の片付けは、こっそり捨てられそうなモノから試そう
- 実家の親が片付けを嫌うわけをまず知ろう!
- 親が言われたくない言葉を使わないHEROになりきろう!
- 実家の親にの大事なモノを捨てないように認識して進めよう!
- 実家の親が気付くかの反応を見ながら、下においてある物を減らそう!
- 片付けに気付かれた時は、用意した言い分を冷静に示そう!
実家の親に片付けを拒否されるからといって、怪我をするまで何も出来ないままでは、後悔するかもしれません。
意地を張った状態の親には、何を言っても通じないからこそのアイデアです。
こっそり片付けHEROの役割は、片付けるというより、少しでも物を減らすことです。「スペースが広がると、暮らしやすくなる」という実感を持ってもらうのが目的です。
片付けを少しずつでもだんだん進めていけば、そのうち気付く時が来るでしょう。気付かれた時には、堂々と「自分が居心地がよい、実家で過ごしたい」とアピールしましょう。
逆にいつまでも気付かないのであれば、次の手を打たなくてはならないかもしれません。